ギャンブル依存症になりやすい人

ギャンブル依存になる原因として、心理的な要因を先ず考えてみよう。
日々の生活の中で、フラストレーションやストレスを抱えている人が、空虚な気持ちや沈み込む気持ちから、熱中出来る何かを求め、ギャンブルで紛らわす傾向があります。


この場合、ギャンブルによって気持ちを紛らわせることが出来るのは一時的で、
また負の感情に陥るので、ギャンブルを続けないと、負の感情に対処出来なくなります。

次の段階の心理状態を考えてみましょう。
人間は、ある行為によって必ず報酬を得られるという状況よりも、ある行為によって間欠的に報酬を得られる場合の方が、その行為への執着が高まる傾向にあります。


keiba.jpgギャンブルのように負けが続く中で、たまに勝つ経験をすると、その経験に執着するのです。「そろそろ勝つだろう」「次は絶対に勝つ」という心理状態に陥ります。

更に進むと、どのような心理状態になるでしょうか。
ギャンブルは勝ちたいという欲求の為の一時的な熱中です。


最初は一回の勝った経験で、欲求が満たされますが、ギャンブルを繰り返すうちに、一回の勝ちでは満足が出来なくなり、負けた場合は不快感が生まれて、次々にギャンブルにのめり込んでいくことになります。


そして勝ち負けに関係無くギャンブルを繰り返すようになると考えられています。

次に遺伝的な要因について考えてみましょう。
ギャンブル依存者の血縁関係を調べてみると、ギャンブル依存症やアルコール依存症が存在することが多く、ギャンブル依存者の20%~30%、兄弟姉妹の14%がギャンブル依存症かその予備軍である、という調査結果が存在します。

アルコール依存症の他に、薬物中毒者の存在率も高い傾向にあります。
これらの結果は、複数の遺伝子が作用していることも考えられますが、生まれ育った環境の影響も大きいでしょう。

これらの事を総合して、どのような人が依存症になりやすいかを考えると、
生まれ育った家庭環境・交友関係・社会における人間関係から生じるストレスを抱えている人は、ギャンブル依存性に陥る可能性が高いと考えられます。

日本では、サロン風のおしゃれで明るい店内のパチンコ店が増え、女性でも抵抗なく入店出来るように工夫され、
インターネットや携帯電話でもギャンブルが出来るような環境になってきています。
ストレス発散目的で気軽にギャンブルに手をつけてしまう、という行為が簡単に出来るということは、
誰にでもギャンブル依存症になる可能性があるということかもしれません。